低金利の時代、資産運用をはじめる方が増えてきているようです。

税制優遇された資産形成制度であるつみたてNISAは、2018年12月末時点、制度開始から1年で100万口座を超えました。

まだ、つみたてNISAをはじめていない方、また、気になってはいるけれど、なかなかはじめられない方もいることでしょう。

つみたてNISAのはじめ方や、はじめるにあたって知っておきたいことをお伝えします。

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つみたてNISAとは

積み立てをしながら、その資産を運用する国の資産形成応援制度です。

どのように国が応援してくれるかというと、運用して分配金や譲渡益といった利益を得た場合、通常であれば20%の税金がかかるところ、非課税という形で応援してくれます。

つみたてNISAを利用できるのは、日本に住んでいる20歳以上の方です。

投資できる金額には上限があり、年間40万円までとなっています。非課税期間は最長20年で、投資できる期間は2037年までです。

つみたては、長期で行いたいものですが、途中でつみたてを中止せざるを得ないことが起きるかもしれません。

そのような場合は、いつでもつみたてを停止できますし、投資信託を売却することもできます。

NISAとの違い

よく似た制度として、NISAがあります。こちらは投資方法が積み立てに限っていません。

また、投資対象となるのは、投資信託だけではなく株式も対象です。非課税期間は5年で2023年までの制度です。NISAとつみたてNISAは、どちらか一方しか利用できません。

投資対象や非課税期間を考えると、NISAは資産運用中級者以上向け、つみたてNISAは初心者向けと言えるでしょう。

とはいえ、つみたてNISAも資産運用の制度。初心者の方は、資産運用は損しそうで怖いと思う方が多いものです。

しかし、その怖さは、3つのことを事前に知っておくことで、かなり緩和されます。

事前に知っておくべき3つのこと

①長期運用の大切さ

つみたてNISAは、非課税期間が20年と長期間資産運用できるのが大きなメリットです。資産運用するにあたっては、時間は大きな味方となります。

例えば、2008年リーマンショックが発生した年、ニューヨークダウは46.4%も下落しました。しかし、翌年の2009年、ニューヨークダウは22.5%上昇しました。

2008年だけ投資をしていたら資産は大きく減っていたことでしょう。しかし、翌年も投資を続けることで、下落した分を多少なりとも取り戻すことができたといえます。

さらに、翌年の2010年、ダウは3.1%下落、つまり、1年だけを取り上げると価格は大きく上下しますが、年数を重ねれば重ねるほど、その上下の値動きは平均化され、おだやかになるのです。

損しそうで怖い」というイメージは、相場に負けたら怖いという不安です。しかし、つみたてNISAは長期で行う資産形成制度、そもそも相場に勝つ、負けるという概念は不要なのです。

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重要なのは時間を味方につけて、平均化されたおだやかな価格の上昇から、安定した収益を目指すことなのです。

②積立をする

積立自体にリスク低減効果があるという事はご存知でしょうか?

投資信託は毎日価格が変わります。しかし、積立をする金額は毎月一定です。すると、価格が下がったときには、たくさん購入できますが、価格が上がったときには少ししか購入できません。

このような買い方を続けていくと、平均取得単価を下げることができます。

利益を出すには、安く買って、高く売ることです。積み立てをすれば、自動的にこの方法を実行できることになるのです。

③分散をする

さて、①の長期と②の積立は、すでに、つみたてNISAの制度に組み込まれています。

自分で行う事は、分散投資です。「分散投資」とは、値動きの異なる投資信託を組み合わせることで、様々なリスクに対応する投資方法です。

雨の日には傘を、日差しの強い日には、帽子をかぶるように、様々な状況に耐えられるよう、値動きが異なる商品を組み合わせることが大切です。

つみたてNISAの投資信託を見てみると、株式に投資するもの、債券に投資するもの等、様々です。

一般的に、株式と債券は、異なる値動きをすると言われています。また、投資先が日本か、海外かによっても値動きは異なります。

このように、値動きの異なる投資信託を組み合わせることが大切なのです。

つみたてNISAをはじめよう

さて、ここまでつみたてNISAを理解できたら、次は、金融機関選びです。銀行や証券会社など多くの金融機関でつみたてNISAの口座を開くことができます。

しかし、金融機関によっては取扱商品数が少ないところもあります。先ほど、分散して投資することが大切とお伝えしたように、分散できる程度の品揃えはほしいものです。

金融機関が決まったら、後は口座開設の申し込みをするだけです。つみたてNISAの口座を持てるのは1人1口座のみです。複数の金融機関で口座を持つことはできません。

途中で金融機関を変更したくなっても、つみたてがはじまっている場合は、年の途中で変更することができません。

翌年であれば、変更できますが、変更するには手間がかかりますし、現在積み立て中の商品に対して、新たな積み立てが行えなくなるため、最初にしっかり金融機関を選んでおいた方が良いでしょう。

資産運用は誰にとっても必要なもの

資産運用を実際はじめてみると、自分には関係ないと思っていたけれど、必要なものだったと、考えが変わる人が多いという調査結果があります。

ご自分の将来のために、つみたてNISAにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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保険と資産運用に強いファイナンシャルプランナー。全国どこでも参加可能なマネーオンラインスクールを毎月開催。自宅にいながら資産運用の勉強ができると好評。⇒ブログ/公式HP